六本木・青山・赤坂、白金、汐留周辺の美術館巡りに役立つ、港区の美術館一覧です。美術館ごとに概要や所蔵品の特徴、おすすめポイントなどを紹介しています。人気の高い美術館が集結するエリアなので丸ごと一日美術館巡りが楽しめます。
アート・トライアングルを結成する国立新美術館、森美術館、サントリー美術館など芸術鑑賞を堪能できるエリアです。月曜日に開館している美術館や、ショッピングや食事を楽しめる複合施設に入る美術館もあり多様な楽しみ方ができます。
コレクションを持たず、国内最大級の展示スペースを生かした多彩な展覧会の開催、美術に関する情報や資料の収集・公開・提供、教育普及等、アートセンターとしての役割を果たす新しいタイプの美術館。透明で大波のようにうねるガラスカーテンウォールが特色の建物は黒川紀章の設計。
泉屋博古館は住友家が蒐集した美術品を保存、展示する美術館。コレクションは第15代当主住友春翠が明治中頃から大正期にかけて蒐集した中国青銅器・鏡鑑を中心に、中国・日本の書画、洋画、近代陶磁器、茶道具、文房具、能面・能装束など多岐に渡る。収蔵品に関連する作品などの展覧会を開催している。
六本木ヒルズ・54階建て森タワーの最上階に位置している。現代アートを中心に、ジャンルを超えた多様な展覧会や研究、教育普及活動を通して、多くの人たちに開かれた美術館のあり方を提案している。
【掲載カテゴリー】デート
六本木ヒルズ森タワー52F展望台と同じフロアに位置するギャラリー。ファッションやシネマなど身近なテーマから歴史的な名画など、幅広いジャンルの展覧会を開催している。
「美を結ぶ。美をひらく。」をミュージアムメッセージとして掲げ、2007年3月、六本木に新たにオープン。コレクションは、「生活の中の美」を中心テーマとし、絵画、陶磁器、漆工、東西のガラス、染織など、日本人の生活に密着した作品を所蔵している。
※画像はサントリー美術館外観 © 木奥恵三
設立者であり現代陶芸のコレクターであった菊池智のコレクションを母体に、現代陶芸の紹介を目的として、2003年に開館。富本憲吉、八木一夫、加守田章二、藤本能道、鈴木藏、栗木達介など、名だたる作家の作品を主に所蔵。展覧会では現代陶芸を中心に、優れた造形作品を紹介している。閑静な高台にある美術館で、館内には篠田桃紅の作品が常設展示されている。
【掲載カテゴリー】やきもの
明治、大正期の実業家大倉喜八郎が1917年に設立した日本で最初の私立美術館。The okura tokyo に隣接し、ホテルとともに2019年9月にリニューアルオープン。日本、東洋の古美術品や日本の近代絵画など、国宝や重要文化財を含む約2500件を所蔵し企画展で公開。さらに、建物は国の登録有形文化財に指定されている。
【掲載カテゴリー】ホテルに併設
楽器、楽譜、音楽資料まで備えた入場無料の専門博物館。展示室には自動演奏楽曲、民族楽器、古典ピアノなどが展示され実際に演奏を聴くことができる。また、音楽をテーマにした企画展も開催している。
六本木・赤坂エリア 気になるその他の施設
六本木ヒルズ
(東京都港区六本木)
買物、食事、芸術、映画、宿泊が楽しめる複合施設。森美術館は六本木ヒルズ・森タワーの最上階に。
東京タワー大展望台
(東京都港区芝公園)
壮大な東京の景色を楽しめる。大倉集古館から徒歩で約20分。
慶應義塾ミュージアム・コモンズ
(東京都港区三田/慶應義塾大学三田キャンパス東別館)
慶應義塾の大学ミュージアムとして2021年4月にグランドオープン。慶應義塾が長い歴史の中で蓄積してきた、美術、考古、文学、歴史、医学など多様な領域に渡る文化財コレクションと、その背後にある教育・研究活動をつなぐ「ハブ」となるミュージアム。3階の展示室で企画展を開催している。また、2020年度をもって閉館したセンチュリーミュージアムの運営財団から「センチュリー赤尾コレクション」の多くの美術品が慶應義塾に寄贈されている。
福澤諭吉記念 慶應義塾史展示館
(東京都港区三田/慶應義塾三田キャンパス内 慶應義塾図書館旧館2階)
福澤諭吉の生涯と慶應義塾の160年の歴史を通して、近代文明を考える歴史博物館。常設展示のほか、企画展示室もあり、年に数回、特別展も開催。
洗練されたファッションの街であり個性的な美術館のある文化の街でもある青山エリアです。街を散策しながらアートを楽しむのもおすすめです。
絵画、 書跡、彫刻、陶磁、漆芸、金工、木竹工、染織など、東洋古美術品を多岐に渡り収蔵し、国宝、重要文化財等も多数みられる。茶の湯の道具と仏教美術品はことに充実している。施設内の広大な自然味の深い庭園の散策も楽しめる。
【掲載カテゴリー】 イベント
2020年10月に南青山に開館した美術館で、ピカソの許可のもと厳重に管理・制作された「エディション」と呼ばれるセラミック作品約500点を中心に、地下1階の企画展示室と2階の常設展示室で公開している。1階にはヨックモックグループのカフェも併設。
記念館は、坂倉準三が設計し、岡本太郎がに84歳で亡くなるまでアトリエ兼住居であった。絵画、彫刻、太陽の塔をはじめ巨大なモニュメントや壁画など、あらゆる作品の構想を練り、制作した場所である。
隣接する目黒区の東京都庭園美術館などとも近いので歩いて美術館巡りを楽しめます。
昭和8年朝香宮邸として建てられたアール・デコ様式の建物を美術館として公開。2015年(平成27年)に国の重要文化財に指定された。広大な緑溢れる庭園に囲まれ、ガラスのレリーフや手すりのデザインなど、室内装飾や建物自体がすでに美術品。4月の庭園は毎年数多くのお花見客で賑わう。2014年11月22日リニューアル・オープン。※画像は東京都庭園美術館 本館 正面外観
「茶の湯の美術館」として知られ、茶道具を中心に書画、陶磁、漆芸、能装束など、日本、中国、朝鮮の古美術品を展示公開。収蔵品は国宝6件、重要文化財32件を含む約1300件。年4回、作品を取り合わせて展示している。※現在施設改築工事のため、2019年3月18日より4年間の予定で休館中。
【掲載カテゴリー】茶道
古代オリエント美術、ヘンリー・ムア等の現代彫刻、ガンダーラ・インド彫刻を常設展示。2階展示室では洗練された鑑賞陶磁コレクションとして世界的に知られている東洋陶磁を企画展を通し常に展示紹介。また日本絵画、ヨーロッパ近代絵画も定期的に企画展を開催。
旧新橋停車場や劇場、ミュージアム、オフィスなどが集まる巨大複合都市の汐留エリアです。
パナソニック東京汐留ビル4階に位置する美術館。フランスの画家ジョルジュ・ルオーの油彩や版画作品約240点を所蔵し、常設展示と企画展を開催。また「建築・住まい」「工芸・デザイン」をテーマに企画展を開催している。
【掲載カテゴリー】デート
汐留エリア 気になるその他の施設
旧新橋停車場 鉄道歴史展示室(東京都港区東新橋)
日本の鉄道開業の地である汐留の歴史を紹介するとともに、明治期に日本の近代化を牽引した鉄道の発展と影響を、様々な事物を通じて見られる無料の展示室。常設展示のほか企画展も開催。
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