ピアノを弾く妻、編み物をする娘、食卓に並んだ果物など、画家・宮本三郎を囲んだ何気ない日常風景。それらを描いた作品には、どこかやさしく穏やかな空気が漂います。アトリエでモデルと向き合い、張り詰めた空気の中で制作された作品とは趣を異にし、これらの作品には素直に暮らしを見つめた宮本三郎の暖かなまなざしが感じられます。本展では、画家と家族、画家と生活というテーマから、1940年代から60年代にかけて製作された絵画作品を中心に画家と暮らしの関わりを探ります。