| 日本の近代洋画の発展に貢献した黒田清輝。
明治26年(1893)、黒田清輝のフランスからの帰国は近代洋画の方向を大きく変えることになりました。黒田は、藤島武二、岡田三郎助らと美術団体「白馬会」を結成します。みずみずしい生命の輝きや明るい外光を感じさせる色彩、すばやい筆づかい、新しい洋画の息吹を感じさせる彼らの作風は、小山正太郎らの「旧派」に対して「新派」と呼ばれ、その後の洋画を牽引しました。そして明治期の洋画は、雑誌『明星』の浪漫主義から『白樺』の印象主義を経て、「個性の時代」である大正期へと展開されるのです。
本展覧会では、これらの画家に加え、夭折の画家・村山槐多、東洋回帰により独自の絵画世界を作り出した岸田劉生などの、初公開作品を含む絵画・彫刻約60点により、ポーラ美術館が収蔵する明治・大正の洋画の世界をご紹介します。
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